オルニチンにある歴史

しじみは昔から食べられてきた馴染みの食材です。
古くは縄文時代の貝塚からもしじみが発見されているそうです。
現在ではしじみに多く含まれているオルニチンが肝臓に良いことが知られていますが、江戸時代には籠を持ったしじみ売りがいたそうです。
安くて栄養価の高いしじみは健康食として人気があったのではないでしょうか。

肝臓の機能が低下すると寝汗をかいたり、黄疸が出るといった症状がでます。
江戸時代でも体の調子がおかしいという時にはしじみを食べていたようですから、成分を知らなくてもしじみが身体に良いということは知られていました。

現在では一年中しじみを食べる事ができますが、しじみの旬は夏と冬の年2回です。
夏の猛暑に摂れるのが土用しじみで、土用しじみは腹薬と言われるほど栄養価が高く夏バテにも効果があります。
冬の厳寒期に摂れる寒しじみは、寒い冬に備えて栄養を蓄えています。

しじみはオルニチンをはじめとした肝臓の働きを助けてくれる成分が多く含まれています。
特に飲酒の機会が多い人は肝臓に負担がかかってしまいます。
またストレスや睡眠不足なども肝臓に負担をかけます。
肝臓の機能が弱ってくると、疲れがとれなかったり肌の色が悪くなったりします。
二日酔いにはしじみ汁と言われるように、オルニチンを摂って元気な肝臓を取り戻しましょう。

引用元
オルニチンという成分が歩いた歴史
http://www.tvbreak.jp/rekisi.html
しじみと日本の歴史
https://www.lucifire.com/history-domestic.html